1988年 ABWU第7回集会

ABWU創立30周年記念大会

開催地:インドネシア、ジャカルタ
日 時:7月3日〜9日
主 題:献身と成長への呼びかけ
テーマソング:もっと主イエスのように
主題聖句:エペソ4:1、15
参加国、地域: 18(バングラデシュ、グアム、香港、インド、インドネシア、日本、沖縄、韓国、ミャンマー、マレーシア、マカオ、シンガポール、スリランカ、台湾、タイ、メキシコ、オーストラリア、アメリカ)
参加人数:730名

 この第7回大会からABWUの集まりは “Conference”から “Assembly” に変わりました。Conferenceとう言葉がインドネシアの状況では政治的なものが含まれると懸念されたからです。

特別なプログラム:
1)本集会の前にプレ・リーダーシップ研修会
(7月3日〜5日)
2)ABWU第7回集会
3)ABWU30周年祝会

 リーダーシップ研修会に10カ国から39人の参加があり、ABWUの働きに関する重要なテーマが話し合われました。これは初めての試みでした。
重要な議題は、ABWUがアジアバプテスト連合(ABF)の下で、南西太平洋女性連合と構造的に合併するというものでした。このことは約8年にわたり、討議を重ね、会合を持ち、声明、決議文、規約の修正など試みてきました。会議は長引き、難しいものでした。最後に全員一致でロサンゼルス修正案を採択しました。(ロサンゼルス修正案とは2大陸連合の独立をBWA執行委員会が全員一致で承認したものです。)これにより、アジアバプテスト女性連合と南西太平洋女性連合に分かれました。また、ABWUの未来像についても話し合い、リーダーシップ研修会を定期的に行うこと、組織的に大陸連合間の交流を図ること、献金教育、お互い同士の祈り合いなどでした。

BWA女性部E.グティエレス会長(メキシコ)は歓迎式のメッセージで、心を込めて神が備えてくださる時と場所、環境に、どこであれ宣教に出て行くようにと、女性たちに呼びかけました。

 この集会は大きな誕生会のようでした。政府の役人やジャカルタ在住のバプテストの牧師や宣教師が出席し、各国の点呼、紹介、歌やダンス、美味しい食事、全てインドネシアの文化の美しさが溢れた祝会でした。
 この楽しさに影をさしたのは、ABWU会長のエスター・ビューが、旅行ビザ取得の交渉を重ねたにもかかわらす、ジャカルタに入国できなかった事でした。会長の挨拶とメッセージはカセットテープで流され、心の中で師との交流を懐かしみました。このことについて彼女は後に、「あの時私は主の御臨在を心の奥深くはっきり感じ、ロマ書8:31〜39の聖句が浮かび、主イエスキリストにある神の愛からなにものも私たちを引き離すことができない。私たちの主は生きて働いでくださるのです。」と述べています。

 インド、ミャンマー、フィリピンの姉妹が心を動かされる証をし、インドネシアのミア・シガーが聖書研究で、信仰を深め、神と共にまた神のために、住み慣れたところを出て、神が救いの技を始めている世界に向けて、出て行くようにと、女性たちに訴えました。
 午後のワークショップは「自信をつける」、「アジア文化の評価」、「アジア女性の直面している問題に応える」について、それぞれタイラス師(インドネシア)、飯島節子(日本)とシャロン・ローズ(フィリピン)の3人が担当しました。
 7月7日の記念祝賀大会で、創立当初の役員が巨大な誕生ケーキに、ロウソクを灯しました。
 7月8日 灯火礼拝の席上で新役員が任命されました。